91 鬼ヶ城山(892m){オニガジョウヤマ}
県=福島・阿武隈山地
同行者=石井さん・田中さん
登山日:2011年11月23日(祝)
★参考タイム
登山口 →(1時間30分)山頂 → (30分) 下山口
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Outdoor Style サンデーマウンテン
当初の予定では、第一日目に山行計画されていたが、羽山で思わぬ時間を要した為、翌日の登山に変更した。いわき市営リクリェーション施設「いわきの里 キリリ荘」に宿をとる。
勤労感謝の日の前日で混み合っているであろうと想像していたが、何と原発の影響か宿泊者は我々三人のみで気の毒のようであった。ロケーションは最高で、阿武隈の牧歌的な雰囲気が漂いとても気持がよい。宿に到着した時は、空を赤く染めた夕闇迫る大滝根の山体が写し出されて見事なものだった。
鬼ヶ城山は、いわき市北西部に位置し、西峰の標高が892m、東峰の標高が887mで三等三角点がある。登山口からの標高差は300mで、登山道のAコースは東日本震災で崩壊が進み閉鎖され、図上では東西二本のコースがある。西コースから登り急峻な東コースを下山すると決める。宿で案内された風力発電塔まで車で進み、風車の下に駐車する。
案内板に従い緩やかな林道を15分ほど西に進み、指導標示に従い林道を離れ登山道へと戻る。杉や桧の林から雑木林に変わり、疲れた体が木の切り株で転倒しそうになる。慎重に歩を進めると源流に近い小川がチョロチョロ流れていた。やがて目の前に巨石が現れ、鬼が棲んでいた雰囲気が出てくる。
快適な尾根上を登って美味しそうなキノコを見やりながら行くと、途中に落葉したブナの大木が見受けられた。通行止めのAコースからの道を合わせ、大岩が座する西峰に飛び出した。大岩の上には「八幡大神」と「大山祇神社」の石碑が置かれていた。
山頂からの眺望は約360度のパノラマで、阿武隈の山並みは勿論のこと、遠くは那須連山・八溝山が、そして眼下には乗ってきた車も風車と共に望めた。一時の気持の良い山頂を辞す。下山道の看板を見ながら急坂を下り、穏やかになった尾根を東に500mほど行った所が、三等三角点のある東峰(887m)だった。木々の幹や小枝が遮り、展望はあまり無い。三角点も笹に覆われた道端に有り標識が無ければ通り過ぎてしまう。
ここからアセビの目立つコースを南にとり、トラロープの張られた急坂なので、かなり足に堪える。膝にゴムバンドを巻き騙しながら下る。次第に赤松が目立ち初め、次に植林された桧林に変わる。水道施設の脇を通り過ぎると、まもなく駐車した風車下に到着した。
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