更新日:令和4年4月24日|山頂まで1時間|体力★★☆☆☆・展望★★★☆☆・静けさ★★★☆☆・技術★★★☆☆・危険度★★☆☆☆・初心者向け|常緑樹が天を突き、落葉樹との混交林で野鳥の天国のようでさえずりがにぎやかです。また、歴史を感じる山旅となっております。
◆都道府県:奈良県(明日香)
◆登山日:2007年5月26日
◆同行者:田中さん
関西の山旅も8日目の終盤に入り、節々に痛みを感じて疲労気味である。
最終日は山辺の里歩きで、明日香村郊外の音羽山と談山を選んだ。
昨夜は大和三山(天香久山・耳成山・畝傍山)を眺め、
そして樫原神宮で名高い橿原のホテルに投宿した。
翌朝、R166号を東に向かい女寄峠から、山道に入って荒れた林道を
くねくねと登りアンテナ塔の林立するゲートの手前に車を駐車した。
ゲート脇から入山して杉の植林地を抜けると、
古には往還が通っていたとみえて、大きな石碑に「左おとを」の文字が刻んであった。
先に進むとくすのき楠やしし椎の木など
常緑樹が天を突き、落葉樹との混交林で野鳥の天国のようだ。
キジ・ウグイス・ホトトギス・コジュケイ・ヤマバトなどの合唱でにぎやかだ。
再び植林帯を辿りと野草は殆ど見受けられない山道を進み、
なだらかに一旦下って鞍部から陽の射し込む斜面を登り返すと、
音羽山の山頂に飛び出した。この山も頂上看板の多い頂だ。
重い思いをして運び上げた、レンガやブロックに山名が書き込まれ、何と13個も有った。
◆都道府県:奈良県(明日香){多武峯}
大化の改新、談合の地として知られ、多武峯の一角にある談山。
十三重塔を始め十五程の国の重要文化財が存在する談山神社の裏山にその談山はあった。
神社の駐車場に車を止めて、参道の140石段登りを避けて、
神幸橋の西入口で拝観料を支払い入山。
あいにく十三重塔は改修工事中でシートに覆われていた。
談山神社の一通りの拝観を済ませ権殿の脇から登り出す。
藤原鎌足の墓所への道を分け、直進して登り切ると大きな石碑が有り、
石には御相談所と刻まれていた。
傍の解説版には、談山 海抜500㍍で、談山神社の裏山に当たり、
古くから「談所の森」と名付けられ中大兄皇子と藤原鎌足)公が
大化の改新の秘策を練られた所、と記してあった。三角点は無かった。
下山後は静かに佇む飛鳥の里、飛鳥寺・石舞台古墳などを散策して、
女人高野山の室生寺と全国に広がる長谷観音の根本像が大伽藍に鎮座する
長谷寺を訪ねてレンタカーを返却して、8日間に渡る山旅を終え、京都から帰省した。
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