更新日:令和3年4月21日|神奈川県の逗子・葉山にある茅塚{かやつか}(215m)に2016年5月に山友の田中さんと登った山行です。常緑樹の新緑が眩しく、森林浴も楽しめます。山頂ではノアザミの近くでミスジチョウが羽休めをしており、ホッコリしております。
茅塚
◆県=神奈川(逗子・葉山)
◆同行者=田中さん
◆登山日:2016年5月13日
坂東三十三ヶ寺周りも終盤で残り二寺となった。
最後は、鎌倉の安養院と逗子の岩殿寺である。
山友の田中さんに電話を入れ、
「日本の半島に存在する山行は三浦半島のみ登ってないので、折角だから何処かに登りたい。」
と伝えると、近くに自然豊かな山があると言う。
札所周りを結願して、田中さん宅への投宿をお願いし、翌日に登ることにした。
幾分二日酔い気味で、寝転ぶ2階の寝床に野鳥の囀りが何種も聞こえてくる。
夢うつつにそれらを聞いているうちに、懐かしいキジの雄鳥(おすどり)やクロツグミ、
そして、ウグイスの鳴き声に起こされた。
朝食は下山後にお預けとし、田中さん宅を出発した。
東に向い、上山口小学校の前を進み、最後の民家を過ぎて山道に入る。
しばらく進むと、数枚の田圃が広がっていた。
大きな楠の下には広場があり、手造りの無垢(むく)の台と椅子が並んでいた。
田中さんによると、
『土地は大和ハウスのものだが、許可を得て、
仲間達で切り開いた田園と畑でバーベキューなども楽しめる。』とのこと。
水路も確保されており、アライ熊や猪除けに罠や電棚が設置してある。
趣味でやっているにしては、本格的である。仲間達の苦労がうかがえる。
田起こしの終わった畦を進んで行くと、乳頭山登山口の道標があった。
これを入って行き、蛍が生息すると言う整備された小川の渕を抜けた。
下映えのシダ類が林床を埋め、常緑樹の新芽が美しい山道を穏やかに登って行く。
やがて、開けた東電鉄塔南線No33に出た。
先の道標には、左右二手の登山道があり、緩やかな右手を行く。
送電線の下は刈り払われて、振り向けば見晴しが良い。
更に進んで、開かれた山頂に立った。
四方が見渡せる刈り払われた山頂からは、
ほとんど植林帯の無い新緑の常緑樹の山並みが広がり、
傍には、ノアザミが咲きミスジチョウが羽を休めていた。
山頂は、乳頭山へ続く稜線上にあり、
景色は常緑樹海の山並みが広がっている。
先には、横須賀・横浜の市街が望め、
大海原の先には富士山が雲上に顔を出していた。
国土地理院の三角点標石は無かったが、
それらしい無地標石が在ったので記念にカメラに収め下山に掛った。
田中さんが所属する二子山山系自然保護協議会や大和ハウスが設置した道標に従い、
登って来た時とは反対側の南急斜面を下っていく。
乳頭山への道を分け、数種の小鳥が囀る常緑樹の中を進んでいく。
「このあたりは、房総半島の突端の植生と良く似ているなー」と思いながら、
登る時に分けた合流点に出た。
ここから来た道を戻ったが、上山口小学校まで来ると、
小学生が正に登校の真っ最中で山村が賑やかだった。
遅い朝食後に、御用邸近くの神奈川県立近代美術館葉山に原田直次郎展を鑑賞して帰途についた。
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*編集者からのひとこと*
4月21日は「民放の日」です。
日本民間放送連盟(民放連)が1968年に「放送広告の日」として制定。
1993年に「民放の日」に改称した。1951年のこの日、
日本で初めて民放16社に放送の予備免許が与えられ、
翌1952年のこの日に民放連が発足した。
~今日は何の日から引用~
ラジオはお聞きになりますか?
日経トレンディの記事によると、国内ネットラジオ最大手「radiko」の
月間利用者数が昨年2020年3月に急激に増加し、1000万人に迫っているそうです。
起爆剤となったのは、新型コロナウイルスの影響による
外出自粛や休校に加え、テレワークが広がったこと。
確かにラジオであれば耳だけで楽しめるので需要が増えたのかもしれないですね♪