都県境界の尾根を行く~丸山~(東京・山梨)

350 丸山{マルヤマ}(1098m) 笹尾根縦走

県=東京(奥多摩)・山梨  三等三角点

ロッジ山旅企画:リーダー長沢さん

登山日:2009年3月5日


OMITSU
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笹原

 笹尾根は東京都と山梨県の県境に有り、南秋川の南に丸山をはじめ、1000mクラスの山々が連なる縦走コースである。山名の由来は、尾根上の所々に笹の生えた場所が有ることから由来した名前らしい。

 ロッジ山旅の出迎えの車と上野原駅で待ち合わせしたが、中央高速が事故で渋滞していて遅れるとの連絡が、携帯電話に入ったので駅周辺を散策しながら待った。約1時間遅れたので、当初の郷原から西原峠に登る予定を変更。手前の田和から入山し、上平(田和)峠から笹尾根を縦走し、小棡(こゆずり)に下山する事にして出発した。

 田和の民家の庭先に細い道が付いており道標も有ったので、これを辿ると、山裾の 集落を過ぎて登山道に入った。落葉松植林帯の中をジグザグに登り、中腹を過ぎた辺りから雪道となり、更に高度を上げると、上平(数馬)峠に着いた。昨日降った雪が積もったままなので、風景は文句なしである。ここから晴れ渡る大菩薩嶺や奈良倉山、それに雁ヶ腹摺山・黒岳・小金沢山など雪化粧した山並みが望めた。休憩後に南東の方向を目指し、縦走にかかった。暫く枯れた草原の尾根道は展望が良い。

上平(数馬)峠

三頭山への柱

 笹ヶ峠からの登山道は整備されているものの雑木が繁茂し、葉の茂る時期は見通しを塞ぐであろう。幸い今日は冬場で遠望も利き、奥多摩三山と大岳山その隣に御前山。右の方に奥秩父の山々、そして振り返れば雁ヶ腹摺山と黒岳が聳えていた。

 日当たりの良い尾根筋には雪も無く、平坦な道のりで楽しい山歩きである。峠は最も低いところにつけられているのであるから、一旦下れば再び登り坂となる。小高い笹ヶ峠で昼食をとりながら大休止とした。

小高い笹ヶ峠

 辺りはヤマギボウシの群落があり枯れた葉が白く光っていた。腰を上げ笛吹峠へと辿る道すがら赤松の大木に何本かの傷跡を見つけ、長沢さんに問うと、後続の横山さんが「これは石油の乏しい日本国は戦時中に飛行機の燃料として松根油を採った痕だ」と教えてくれた。

松根油を採った痕

 傍には樹間に百番塔と書かれた小さな石碑が建っていた。笛吹峠下には大日の石碑があり往時を偲ばせる。丸山(1098m)へは、100m程の緩い登りで、1時間弱で丸山に着いた。

笛吹峠下には大日の石碑

丸山山頂 三等三角点

 笹尾根上の最高峰の丸山から奥多摩の山々を眺め、多摩川水系と相模川水系の分水嶺であり、そこに住む人々は尾根を越えて支流の秋川沿いの集落と鶴川沿いの集落と行き来した5つの峠路が見てとれた。丸山から十二天神社を遣り過ごし小棡峠を経てバス停のある棡原に下り立った。


Kanapi
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*編集者からのひとこと*
1月15日は「いちごの日」です。
全国いちご消費拡大協議会が制定。
「いち(1)ご(5)」の語呂合せ。
今日は何の日 毎日が記念日より引用

今日は「いちごの日」とのことで、ニュース番組などでもいちごメニューなどがでていましたね。我が家では3時のおやつとして、いちごサンドを買ってきてもらったので美味しくいただきました♪


 

 
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