415 苗場山(2145m)一等三角点
416 神楽峰(2030m)
県=新潟・長野 ☆百名山☆ *花の百名山*
同行者=斉藤さん
登山日:1998年8月11日
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新潟・長野県境に位置する苗場山は、第四紀洪積世に噴出した楯状(アスピーデ)火山でその特有な火山地形は山頂付近一帯に広がる4km四方にも及ぶ広大な高層湿原と地塘を持った山域で、江戸時代の文人「鈴木牧之」の{北越雪譜}で「苗場山は越後第一の高山なり、魚沼郡にあり、登り二里という。絶頂に天然の苗田あり、依って昔より山の名に呼ぶなり」。云々という書き出しで名山として讃えられている。今回、斉藤さんと2ヶ月前に群馬・新潟・長野県境の三国山へ山行した、その時に広大な牛の背を広げた苗場山を知った。
関越道を走り湯沢ICで下車してR17号を一旦戻り、芝原峠から山道に入り。かぐらスキー場を目指して進み祓川登山口の和田小屋に着いた。ぬけるような青空の下、辺りはヤナギランが咲き誇り私たちを待っていた。和田小屋の広い駐車場には他県ナンバー車がたくさん停まっており、我々の到着は遅いくらいで、広いゲレンデの先の稜線には既に登りにかかっている登山者が見え隠れする。登山届を投函の後、装備を整え10時半に登山口を出発した。
下ノ芝まで足慣らしでアッという間に着いた。私も斉藤さんも快調で、一気に駆け上がり中ノ芝で小休止をとった。眩しいばかりの緑のブナが一陣の風に揺れ、群れをなす赤トンボが風のリズムに乗って戯れ、路傍には可憐な薄紫のヨメナが寂しく頬笑み、あたり一面ニッコウキスゲとヨツバヒヨドリが咲き乱れ疲れた体を癒してくれた。
豪雪地帯のこの辺りまでスキーリフトが牽かれ見え隠れしている。一服入れて心地よい涼風に汗も引け、灌木帯の広い尾根に取り付き、樹林の中を木道に沿ってゆっくりと登って行く。上の芝を過ぎると小松原湿原への分岐に出た。ここまで上ると遮るものがなく、高度差600mを神楽ヶ峰(2030m)ピークに一気に登り、沸き上がる雲海に大きな山体の苗場山の雄姿をガスが切れた瞬間に仰ぐことができてひと時の幸せを感じた。
神楽ヶ峰から鞍部への下りで一瞬だったが霧に抱かれたカッサ湖(田代湖)を俯瞰する事が出来た。途中の雷清水という水場の冷水で喉を潤す。先の鞍部には高山植物のお花畑が見て取れ、待ってましたと一気に下る。
お花畑は一面とまでは言い難いが、ヤマハハコやタムラソウ・ハクサンシャジン・ハクサンフウロウそしてヤマトリカブトやアカモノが咲き誇り、静かに佇むウメバチソウや名も解らぬ花が、頂上を目指す者に元気を与えてくれた。苗場本峰の急坂を登って頂上台地の一角に出た。見渡す限りの湿原がどこまでも続き、正に神々の田圃を擁する自然が造り出した天上の楽園で、もう登りはないので安堵する。
広大な山上の湿原は池塘と高山植物のバランスが良く、ここまで登ってこなければ見られない素晴らしい景色を眺めながらのんびりと歩を進め、森閑とした大気のなかで稜線を仰ぎ見て鳥甲・笠法師・佐武流・赤倉などの2000m級の山々の山座同定をしながら一等三角点標石のある山頂に辿り着いた。
先行した斉藤さんは40分ほど前に山頂を踏み、今夜の宿である山荘の遊仙閣に靴を脱ぎ寝場所の確保をしていてくれた。
夕方になって空がゴロゴロと鳴り出し雷様のお出ましだ。やがて窓に稲妻が走り大雨になった。テント場の山家が一斉に山荘に逃げ込み土間にまで溢れ、自然の猛威にはお互い様だと諦め、一畳に三人ほど頭と足を交互にして、ぎゅうぎゅうに詰めて寝る。誰かの足が悪臭を放っているが、山では風呂も無く贅沢は禁物。アルコールの助けを借りて、いつの間にか眠りについた。
早朝の4時ごろ、辺りが騒がしくなり窓越しに外を見ると、既にハイカーが散策していて「スゴーイ」と喚いている。早速身支度をして外に出ると、東の空が真っ赤に染まり、やがて全天がピンクに包まれた。束の間の朝焼け(モルゲンロート)を楽しんだ。
朝食後、遊仙閣を後にして下山に掛った。広大な湿原を散策して西へ和山温泉か小赤沢温泉に、又は南へ赤湯温泉に下山したいところだが、車に戻らなければならない。フワフワした白いワタスゲが暗青緑色のアオモリトドマツやハンノキの落葉樹の濃緑に照り映え、さざ波の如く揺れ動いている。
また多くの地塘には藺草(畳表になる)を小ぶりにした夥しいミヤマイが花も終わり風を切っていた。来た道を充分堪能しながら、のんびりと中ノ芝まで下ると、多くのブナが既に子孫繁栄の実を結んでいた。和田小屋に戻り二日間の心に残る山旅が終わり無事に帰途についた。
★管理人から令和のこそこそ噂話★
12月24日は「クリスマス・イヴ」ですね!
クリスマス(キリスト降誕祭)の前夜。
eveは夜を意味する古語evenから来たもので「クリスマスの夜」の意味になる。キリスト教会暦では日没が1日の始まりであり、クリスマスは24日の日没から25日の日没までとなるので、その間の夜である24日の夜のことをクリスマス・イヴと呼ぶ。
~今日は何の日 毎日が記念日より引用~
皆様はどんなクリスマス・イヴを過ごされましたか?
我が家は色々と買い込んでホームパーティー?しました。
クリスマスケーキは初めて「ブールミッシュのブッシュドノエル」を購入。
フワフワで美味しかったので、好評でした♪
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