40 秋田駒ヶ岳(1637m) ☆百名山☆ *花の百名山*
県=秋田 同行者=斉藤さん
登山日:2001年10月17日
Outdoor Style サンデーマウンテン
ネイチャーガイド白神の佐々木氏から、1年振りに山行案内を戴き、今回は白神山地の釣瓶落峠から世界遺産の核心部に入る高倉森へのお誘いだった。早速、斉藤さんに連絡をして同行する事にした。
前日まで斉藤さんは勤務の為、私は単独でレンタカーで遠野市郊外の六角牛山や高清水山を訪ね、斉藤さんと合流して田沢湖高原山麓のプラザホテル山麓荘(旧フォルクローロ)に投宿して、自然保護のため乗り入れ規制が解禁(16日)に成ったばかり八合目道路を、真夜中にホテルを出て駒ヶ岳の外輪を巻くように、車のライトに照らし出される紅葉を見ながら次第に高度を上げて行った。
未だ真っ暗な八合目小屋に着く。情報を得ようと小屋を覗いたが何方も居なかった。車を小屋の広場に駐車して、片倉展望台・男岳方面へと道標に従い、夜も明けやらぬ内の寒さに堪えながら歩き出す。片倉展望台に着く頃には身体も温まり、空も明るくなって辺りの木々は霧氷が付着して真っ白な世界に驚く。
昨夜は相当に冷え込んだようだ、ここで一服入れて朝靄の中に浮かぶ燻銀の田沢湖や朝日に輝く乳頭山、そして和賀山塊の一端の五番森が望め感激する。
さらに山腹を巻いて男女岳と男岳の鞍部に出ると、前方がぱっと開け静かに佇む阿弥陀池が目に入る。
右に男岳、左に男女岳、池の畔に避難小屋が見え、阿弥陀池の西端の湿原に降り立ち、花柄に成ったチングルマを愛でながら木道を歩き、睡眠不足が身にしみて足が重い。案内板と標柱の建った分岐で体調に合わせて、岩に白ペンキで書かれた矢印の男岳に向って、火山礫地を花のシーズンなら素晴らしいだろうと思いながら登って男岳の山頂に登り着いた。
山頂で記念写真をカメラに収めるが、あいにくガスが湧き出し眺望は今一で山頂が霧氷で覆われた束の間に最高峰の男女岳を拝んだ。
下山は高度を下げるに従い霧氷は消え、霜柱のザクザクと心地よいリズムで歩を進め車に戻った。休憩の後、ブナ俱楽部の面々と合流するため角館に向う。 八合目道は峰下りの見事な紅葉が下るに従い目を楽しませてくれた。
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