更新日:令和4年3月26日|2時間半位|体力★★★☆☆・展望★☆☆☆☆・静けさ★★★★☆・技術★★☆☆☆・危険度★★☆☆☆・初心者~中級者向け|近江側に「百里新道」が開かれので、京阪神から日帰り登山も可能になったということで、百里ヶ岳への稜線からは山肌に新緑の広葉樹海の中に、青黒とした杉木立が点々と聳え立つ様は、自然が造り出した見事な風景を楽しめる山旅となっております。
◆都道府県:京都府・岐阜県・福井県
◆登山日:2004年5月23日
◆同行者:徳本さんご夫妻・開村さんご夫妻・奥村さん・石井さん・田中さん・水口さん
西日本では有数のブナの原生林を堪能すべく歩を進めた。
三国峠とも言われ、近江・丹後・若狭の国境だった。
朽木村生杉から県道麻生・古屋・梅ノ木線を辿り、
大宮神社のT字路を西に向かい、舗装された林道を進み若走路谷の登山口から入山。
いきなり急傾斜のブナ林を整備された遊歩道を進むと、その先は山に入ったという登山道となり、
間もなく林床はチシマザサの生い茂る尾根筋に出る。
新芽の広葉樹が美しい緩やかな斜面を登っていくと、長池と言われる湿地に着いた。
ここから急登すると山頂に飛び出した。
山頂は三国峠の標柱が立っていて、良く踏み込まれ地肌が出ている。
眺望は辺りの雑木が生い茂り、肩車しても望めない。
下山はブナの原生林を充分堪能しながら京大演習林へ下山した。
◆都道府県:岐阜県・福井県
◆登山日:2004年5月23日
◆同行者:徳本さんご夫妻・開村さんご夫妻・奥村さん・石井さん・田中さん・水口さん
前日に三国岳の頂を踏み京大演習林を堪能して朽木村営の宿で靴を脱ぐ。
朽木村から小入谷越峠まで入り、「百里新道登山口」の道標に沿って登り始める。
登山道からは目指す百里ヶ岳への稜線が、廻り込むようにはっきり見渡せる。
山肌に新緑の広葉樹海の中に、青黒とした杉木立が点々と聳え立つ様は、
自然が造り出した見事な風景である。
やがて静けさの中に、ブナの新緑がひときわ鮮やかな尾根を緩やかに登って行くと、
小鳥達のおしゃべりが、遠く近くに綺麗な鳴声を競うかのように聞こえてきます。
路傍には幽霊茸と言われる「ギンリョウソウ」が積もった落葉から顔をひっそりと出していた。
シチクレ峠を過ぎ、少し急な坂を登って県境尾根に飛び出し、
道標に従い、北東方向に進むと正面に百里ヶ岳のピークが見えてくる。
ブナの新緑がひときわ鮮やかな大木が林立する最後の急登を登り切ると山頂に着いた。
山頂は広々としていて、一回り大きな一等三角点が座しているが、
周辺は雑木に覆われ残念ながら眺望は利かない。
山名からして木々に覆われてなければ、百里四方は見渡せる頂きであろう。
下山は身も心も洗われるブナ林の中を、下生えのチシマザサ(ネマガリダケ)
{六十年に一度、実を落とし枯れるという}が一面に葉を落として見事な風情であった。
やがて「鯖の道」が通る根来坂峠を経て小入谷越峠の駐車した場所に戻った。皆さんお疲れさん。
◆P →(120分)県境尾根 → (40分)山頂 →(60分)根来坂 峠 →(120分)P
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