51 物見山(871m)「別名 種山」 一等三角点
県=岩手 種山ヶ原高原
同行者=石井ご夫妻
登山日:2002年6月30日
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花の名山の焼石岳に登った帰途に、のどかな村里の風景が広がる、胆沢平野の北上川畔にある阿弖流為遺跡(802年没 奈良時代後半~平安時代初頭の、胆沢の蝦夷の豪族。789年巣伏村付近を拠点に、征東大使・紀古佐美の朝廷軍を迎え撃ち、敗走させて勇名を轟かせた。802年征夷大将軍・坂上田村麻呂のもとに降伏を申し出て、同年、河内国杜山で斬刑に処された)に立ち寄った。
ここから東に進んで兜跋毘沙門立像のある愛宕神社を拝観した。愛宕神社は、愛宕山自然公園の絶壁の頂上にあり、中腹には沼尻城跡や珪化木があるなど自然豊かな神社である。
拝観後、大船渡方向へと走り、宮沢賢治が詩と創作の舞台として、こよなく愛した種山ヶ原高原に向った。この地は宮沢賢治がこよなく愛した高原で、作品「風の又三郎」の舞台として登場することでも有名である。途中で目に留まった萱葺きの古民家を写真に収める。
道の駅種山ヶ原の国道を挟んで、向かい側に登山口はある。山頂に向かう途中には、突如として天に向かって立つような大きな岩がある。この岩一体をモナドノック(残丘)というそうだ。余談だが、山頂付近は5月下旬~半月ほど真っ赤なレンゲツツジの群生に包まれるそうである。
北上山地のほぼ中央に位置する種山高原に上がると、広大な種山ヶ原には蛇紋岩が露出した平原の一段高い所の、一等三角点が設置された物見山(種山)に登った。あいにくの天気で雄大な景色を見ることは叶わなかったが、天気が良ければ、東北の山々の景観を拝める場所である。
山頂を後にし、宮沢賢治詩碑のある立石(標高730m)へ向かった。途中、独特の色彩を放つ蛇紋岩があった。
辺りには黄色のウマノアシガタや淡いミヤマオダマキ、それにピンクのノアザミ、アズマギクが草原に彩りを添えていた。
しばしの眺望を楽しんで、次の訪問地である五輪峠に向かった。
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