61 日本国 555m (ニポンゴク)
県=山形・新潟 三等三角点
同行者=田中さん
登山日:2009年10月21日 (晴れ)
■OMITSU評価
歩=2時間30分 静=☆ 奨=☆☆ 難=4
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Outdoor Style サンデーマウンテン
歴史とロマンを秘めた山を感じさせるように、名前の由来には多くの伝説がある山「日本国」。兼ねて県道「山北関川線」を雷峠越えして、庄内に旅をした折に、異色の山名の山を道標で見て、是非登って見たいと思い、山行計画に組み込んでおいた。今回「温海エリア」山行の一環として、「摩耶山」登山への足慣らしのため日本国を選んだ。
早朝の新幹線で大宮を発ち、鶴岡でレンタカーを借用した。一路、R7号を府屋まで戻り、県道857号線に入り、落葉樹が色づいた気持ちの良い小俣渓谷を過ぎると、すり鉢を伏せたような山容の日本国が顔を出す。道幅が広くなったら無人市場でトイレも有り、前には日本国登山道入口の大きな門柱がある。ここのスペースに駐車して登山開始。杉植林をジグザグに高度を稼ぐと、植林も終り赤い実を付けたガマヅミや黄白色のコシアブラの雑木林の中を程なく進みベンチのある松ヶ峰広場で一息。
広場の周囲は樹木に囲まれ展望は無い。やがてブナ林を緩やかに登り、沖見休憩所へ到着した。ここからは西が開け眼下に小俣宿、目の前には山行予定している「矢矧山」、奥には光る日本海が望めた。更に気持ちの良い稜線を進むと、時折、左前方に日本国山頂が見え隠れする。
程なく東屋が建つ見晴らしの良い場所に出た。日本海から朝日連峰にかけて望める。道は左に折れ、蛇逃峠(ジャノゲトウゲ)に向い、明日が本番となる「麻耶山」を眺めることが出来た。
蛇逃峠は下山時に使う蔵王堂口への分岐でもある。峠には鷹待場跡の札が建ち、「蛇逃げが見えてきたら雪が降らない」と、峠にまつわる諺で麓にある小俣宿に伝えられている。鷹狩場ではその昔、多くの鷹が捕獲され、その羽根は弓矢の矢羽根として重宝されたという。鷹は警戒心が強いため待場が造られたという。その名残が今も残っていると記されていた。
ロープの張られた痩せ尾根を登り切ると、新潟県と山形県を隔てる分水嶺上の三等三角点の山頂であった。山頂には日本国山名の由来を記した展望台が造られてあり、山名は諸説あって定かでない。
崇峻天皇の第一皇子、蜂子皇子は晩年この高山に登り、故郷飛鳥のある未申の方位を指差して「これより彼方は日本国」の始まりと言った。また、江戸後期、太郎次なる者がこの山の頂で見事な鷹を捕らえ、徳川十代将軍家治に献上したところ、将軍は「これは天下無敵の鷹、捕れた山を『日本国』と名付けよ」と賞したという言い伝えもある。まさに名峰「日本国」は、千古の謎を秘めし山である。と記されていた。展望台からは西南が開け麻耶山・そして以前に登った新保岳が望め、北東は残念ながら周りの木々が育ち眺望できない。
下りは蛇逃峠の分岐から、蔵王堂口へ向う。降り始めは結構急な階段道で、これを登りに選んだら、足慣らしでは済まされないと思いながら下る。ホウノキやトチノキの高木の下生えには、小林幸子「雪椿」の「雪の谷間に紅指す母の」という歌詞が解る様な雪椿の群落が見事なものだ。爽快な気分を味わいながら緩やかな斜面を下る。
※写真がいまいちだったので、差し替え致しました。視認性がよくなっていれば幸いです。
★管理人から令和のこそこそ噂話★
今日は「かまぼこの日」です!
全国蒲鉾水産加工業協同組合が1983年(昭和58年)に制定。かまぼこが初めて文献に登場したのが、1115年(永久3)年の祝宴の膳の図に描かれていたものとされており、この年の数字の並びから11月15日を記念日とした。
~今日は何の日サイトから引用~
かまぼこと言えばお正月のおせち料理の定番ですね!寿司屋の時は年末限定のおせちを極寒の中、調理していたことを思い出します。行事を大切にしたいので、今年はどこのおせちにしようか楽しみながら選んでおります。皆さんのお勧めがありましたら、コメントお待ちしております。
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