96 帝釈山(2060m) 明神峠(1210m)
県=栃木・福島
同行者:石井さん 田中さん
登山日:2009年8月27日
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Outdoor Style サンデーマウンテン
帝釈山と台倉高山は身近な登山ルートが無く、山深い奥山の中の奥山で、幻の山域と呼ばれていた。桧枝岐村が山裾を通る馬坂峠まで林道を整備したので、一躍気楽に登れる山域となり、2005年に村は両山ともピストンコースの登山道を付けたと石井氏が吠える。氏は今から十五年前の1993年に、この山域に藪を漕ぎながら入りテント泊で両山とも頂きを踏んでいる。
関越道で小出ICを降りて、久々に沼田街道を走り、奥只見の山々の深い緑を求め、里の香り嗅ぐ山行計画を作った。
関越道を走り小出ICからR352線の沼田街道を進み枝折峠で小休止。今日は宿に泊まるだけ、眺望の利く枝折峠の先にある明神峠へと歩を進めた。
七合目の焼山からの登り、水場の有る八合目を難なく過ぎ、十合目の大明神神社に到着。ここには「木花開耶姫」が祀られていた。峠の山頂はその先で三等三角点のある四方の上越・奥会津の山々が見渡せる山頂だった。
下山して桧枝岐に向かう途中の葡萄平では、道路の両側が真っ白な蕎麦畑に見とれ、この景色はこの時期だけの光景で素晴らしかった。
翌日、宿を早立ちして、舟岐川林道に入り、暫くして一車線の砂利林道となり、分岐をトヤス沢に沿って15㌔ほど登り切ると開けた馬坂峠に着いた。立派な太陽熱発電設備が整ったトイレが設置されているのには驚いた。
路肩駐車をして、すぐ前の標識に従い上り始める。シラビソやコメツガの原生林の中を小鳥の囀り伴奏つきで登って行く。
やがて少し急な登山道を右や左に電光形に木道や階段が整っていて快適だ。明るく開けると駒御堂権現が祀られた山頂だった。山頂は余り広くはないが、会津駒ケ岳・その後ろに連なる上越の山々、見渡す限り尾瀬の山々や日光連山・那須連峰が望めた。 ちょっと先の岩峰に登ると田代山の山頂一帯が広大に開けた湿原が望めた。
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