43 峠ノ神山(1230m){トウゲノカミヤマ}
44 堺ノ神岳(1319m){サカイノカミダケ}
おまけ 兜明神岳(1005m){カブトミョウジンダケ}
県=岩手 北上山地
同行者=石井さん、早川さん
登山日:2002年7月30日~7月31日
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Outdoor Style サンデーマウンテン
日本のチベットといわれる広大な北上山地。地図を広げ眺めると老年期山地といわれるこの山域は永い年月を掛けて浸食と風化が進み、1000m前後の山々がなだらかに連なっていて、山頂の近くまで広野が広がり牧場が発達しているのが解る。
今回、「七時雨自然と語らう会」に参加した帰途に、この山地を訪れた。盛岡から山田線に沿って下り、茂市に入って岩泉へ通じるR340号を走り、刈屋トンネルを抜けた所に、源兵衛平への交通標識に従い右の林道に入る。北山沢に沿って登って行くと村営の広大な新里放牧場があり、先には源兵衛平キャンプ場が広がり山腹はブナの樹林や野芝で覆われた気持の晴々する素敵な環境の場所に至った。
先には峠ノ神山の登山口があり、こんもりとした森の上に布切れがはためいているのが見える。あれが多分山頂で有ろうと、なだらかな野芝の中を登って行く。辺りには大木の倒木が転がっていて、古くは深い森に覆われていた事を窺い知る。暫く登って左の山腹を巻くようになり、草地の斜面を横切って、大きな石がゴロゴロしている頂きに、黒御影石に峠ノ神山と彫られた山頂に出た。
ウグイスの囀りを聞き、心地よいそよ風を頬に受けながら、長閑な山頂で山座同定やクガイソウ・ソバナ・ホソバノヤマハハコ・シロバナホタルブクロ・ナンブトウイチソウなど観察して暫く楽しんで往路を戻った。
帰りに源兵衛平に立ち寄り、広い草原に展望台が建てられて、登って眺め廻すと牧歌的という言葉がぴったりの雰囲気の牧野が広がっていた。
時間に余裕が出来たので、石井さんから堺ノ神岳に行こうとなった。牧庵として地元では名高い鞭牛の生誕地の岩手和井内を通り抜け、石井さんが以前に登った猴舞山の北面山麓を安庭山荘への道標に従い和井内放牧場を目指して登って行く。
新里村憩の家「安庭山荘」を過ぎ、暫く谷沿いの林道を進み、カーブを繰り返しながら長松の滝を眺めて、灌木帯を過ぎると開けた害鷹森の稜線に乗った。
害鷹森に出ると山腹に夥しい限りの木枠の棚が何段も設置され赤松などが植林されていた。ここからの眺めが素晴らしく、先ほど登った峠ノ神山・これから訪れる堺ノ神岳、何れ登りたい青松葉山・五葉山そして広大な牧草地が開けていた。
ここから古い林道は反対側に下っていたが、真新しい林道が上松森の稜線に通じていたので、夏刈高原へと進み、堺ノ神岳の直下まで藪を漕いで車が傷だらけとなって突き当り迄入る。
湿地帯を通り抜け岩峰を廻り込み頂きに立つ。小さな岩峰の堺ノ神岳の眺望は雲があっと言う間に広がり、遠望は利かなかったが眼下に延びる箱庭の様な極楽平は綺麗だった。
その後、兜明神岳に急いで山頂往復して帰途についた。
本日11/2は、峠ノ神山と堺ノ神岳にも、ご一緒した石井さんのお誕生日とのことです。おめでとうございます!!これからも、一層若々しくお元気でいらっしゃいますように!!
山の先生・先輩方、山友の皆様とのご縁、絆に感謝し、今後もブログを綴りたいと思います。(管理人より)
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