39 小滝山(614m){コタキヤマ}
県=秋田・白神 同行者=石井さん、福島さん
コーディネーター=旧白神ブナ俱楽部企画 佐々木昇氏
登山日:2000年10月8日
Outdoor Style サンデーマウンテン
能代の「ネイチャーガイド白神」の佐々木さんからお誘いを受け、石井さんと参加した。盛岡市郊外の朝島山に登って夕刻に佐々木宅に到着した。今夜の宿は佐々木宅という事で、明日の山行を忘れ、遠く鳥取市から来られた福島さんも合流して、地酒の辛口の大吟醸は注がれる儘に喉に流し込まれ滅多に口にすることが無い秋田の郷土料理に舌鼓を打ち、石井さんのお陰でこの様なご相伴にあずかられた。感謝感激で明日を控え床についた。
お誘いのタイトルは「黄葉のブナを求めて白神へ」{小滝山・崩山・十二湖・そして白神岳登頂}だった。翌早朝に佐々木宅からレンタルバスで出発。朝霧が湧き出す幻想的な米代川沿いを走り、集合場所の秋北バス操車場に到着。関東や名古屋方面から夜行列車で来られた総勢19名が顔を合わせた。
ここから米代川支流の藤琴川沿いを走り藤里を抜けて、更に支流の粕尾川沿いを遡行して「二ッ井白神郷土の森」へ辿りついた。案内板には「種梅川源流部流域は、世界遺産白神山地に隣接し、樹齢60年~250年のブナ林になっている。森林機能の大切さを良好な状態で次世代に継承していくと共に、自然教育のふれあいの場として活用していきます」と記されていた。
ここからよく整備された岳岱の自然観察林に入り、佐々木さんが勝手に命名した木肌の美しい美女ブナや、お尻を出した壮ブナ、そして貫録充分の主ブナに再会して、後に小滝山へと登り始めた。
アマガエルが冬眠の準備か朽ち果てた古木の穴から日光欲をしていた。
辺りには秋の味覚であるキノコが色とりどりに、目を楽しませてくれる気持の良い、ブナ二次林の中の踏み跡を辿り、未だ紅葉には早い小滝山の山頂に立った。
山頂からは枝越しに藤里駒ヶ岳や核心部の山並みが眺望できた。明日は本番の白神岳だ。
皆さん夜行でお疲れの様なので早めに下山して、崩山・十二湖を廻って森山荘に投宿した。
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