更新日:令和4年1月16日|往復7時間程度|体力★★★☆☆・展望★★★☆☆・静けさ★★★★☆・技術★★☆☆☆・危険度★★☆☆☆・中級者向け|奥秩父連峰の雁峠と将監峠との中間にあり、多摩水源の山々の最高峰の唐松尾山は余り登られていないニッチな山となります。是非笠取山に宿泊して、ゆっくりと登山を満喫するのをオススメいたします。
◆都道府県:埼玉県・山梨県
◆登山日:2004年10月28日
◆同行者:ロッジ山旅木曜登山会 リーダー長沢さん(総勢7名)
先を急いで笠取山頂から東へと露岩の痩せた急坂の尾根を慎重に下り、
小さなコブを何回か乗越して、大岩の縁をすり抜けて岩峰の水干ノ頭に立った。
ここから道なりに急坂を下りきると、
広い笹原で振り向けば笠取山が又おいでと言っているように望めた。
ここで山腹を巻いてきた横山夫妻と合流して、
道標は無いが真東の唐松尾山方面へと縦走路を辿る。
しばらく落葉した裸木のカラマツ帯の高原上を進み、
県境稜線に乗って黒槐の頭にでる。
丁度、笠取山と唐松尾山の中間点で、
多摩水源の山々の最高峰の唐松尾山が目の前に現れる。
このあたりから、いかにも奥秩父らしい原生林の尾根歩きとなる。
主稜線の縦走路だが、あまり訪れていないようで、
苔むした岩肌の綺麗な道を辿り。
鞍部からの急坂を喘ぎながら登り切ると、唐松尾山の頂きに飛び出した。
山頂は原生林の中に三角点標石だけが、
ぽつんと有るだけで、眺望は得られない。
横山さんが北に少し下った処に素敵な岩場があると案内してくれた。
それは素晴らしい眺めで、奥秩父~奥武蔵をはじめ、
群馬、長野、栃木の山々が幾重にも重なって、
さながら一幅の豊かな色彩を引いている。
そして南の山梨県側には、富士山が白い雲の上に顔を出している。
登山の疲れが雲散霧消する瞬間だ。
雁坂嶺には未だ訪れて無いが、何れ登って見たい日本一高所の雁坂峠。
麓の川又で扇屋山荘を営む山中将市さんが
同じく経営する赤い屋根の雁坂小屋が雁坂峠下に望めた。
是非、新緑の頃に将市さんが開山した豆焼沢から訪れたいものだ。
ゆっくり眺望を楽しんで、身体も心も癒されて素晴らしい岩峰を後にする。
もうここから県境尾根を辿り南面の山腹を将監峠へ下る道に入ると、
空は狭くなりあの解放感は得られない。
ひたすら原生林の中を下り、西御殿岩への踏み跡を分けガレ場を数回横切って山の神土という、
高原上の牛王院平の北の端に降り立った。
ここは和名倉山(白石山)への登山入口で「和名倉山へのコースは未整備です。
遭難事故が多発していますので入山は十分注意して下さい」の道標が有った。
日影の路肩にはヤマトリカブトが咲き乱れ、
この花を見ると山が好きになった頃の初心に返ることができる。
ここで一息入れて一気に三ノ瀬集落まで下るとの事。
静まりかえった草紅葉の高原と紅(くれない)に染まる山肌を心ゆくまで堪能して、
将監峠への道を分け、七ッ石尾根に入りカラマツ林の落葉が降りしきる中、
広く刈り払われた道は、大雨時は川床に成るらしく荒れている。
皆さん無口でぐんぐん下り三ノ瀬集落に着いた。ここで暫くの間、
長沢氏が車を引き取って来るまで大休止して待つ。
変化に富んだ奥秩父特有の原生林山域を、
諸先輩と山旅が出来て、この上ない喜びで帰途に着いた。
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
1月16日は「禁酒の日 」です。1920(大正9)年のこの日、アメリカで禁酒法が実施された。
清教徒(ピューリタン)の影響が強かったアメリカではアルコールに対する強い批判があり、
20世紀初頭までに18の州で禁酒法が実施されていたが、
これが全国に及んだ。
飲料用アルコールの製造・販売等が禁止されたが、密造酒による健康問題や、
アル・カポネを始めとする密売にかかわるギャングの
出現等逆効果を招いたため、1933(昭和8)年2月に廃止された。
~今日は何の日から引用~
今日はOmitsuさん夫婦で3回目のコロナワクチン接種に
行って来たので、珍しく休肝日にしたようですww
最近全く飲む機会がないので、自家製の梅酒でも
寝る前に飲んでみようと思います。