更新日:令和3年4月8日|千葉県【房総】笠森{カサモリ}(96m)に2013年4月16日に単独で登った山行です。
笠森には子授けクスの木というものがあり、芸能人も訪れたそうです。根の付近にある人が通れるほどの自然にできた穴を男性、女性の順にくぐると、子授のご利益があるといわれているそうです。
笹森(96m)
坂東三十一番札所 笠森寺
菜の花が朝露に濡れた麓を埋めているけもの道を横切って、
笠森グリーンルートと呼ばれる関東ふれあいの道
(別名:観音様の道)の道標に従い登って行く。
国の天然記念物に指定されている『笠森寺自然林』の参道を
観音堂に向かって行くと、松尾芭蕉の句碑があった。
「五月雨に この笠森を さしもぐさ」と詠んでいた。
※さしもぐさとは、蓬の別名で乾燥してお灸として使う薬草のこと。
反対側には、「子授けクスの木」と称されクスの大木が、根上がり空洞だった。
中を覗くと、後光が射し込んでおり、その先に聖母観音菩薩像が拝めた。
幹は空洞なのに、よく永い年月を生き延びているものだと感心する。
これも観音様の御利益かと心に留めた。
石畳を登って山門を潜っていく。
京都の清水寺を模倣して造ったという、見事な木造建築の観音堂に圧倒される。
靴を脱ぎ、国の重要文化財に指定されている『本堂』へと向かう。
急な階段を登って、十一面観音様を参拝させて頂き、納経を済ませた。
階上からは四方の山々が見渡せ、のどかな田園風景が広がる。
菰々としたクスやタブ、そして、イチイガシなど、
黒潮が運んだ独特の常緑樹林が見受けられた。
しばしの眺望を楽しんで、急降下の階段を下りる。
朱印を済ませて、本堂の裏手に廻り込むと、
観音様の道が常緑樹の中に吸い込まれる様に真南に続いている。
この参道を辿って行くと、五百羅漢ほど多くはないが、
日影の苔むした岩の上から、小さな観音様やお地蔵様が勢揃いして迎えてくれた。
少し移動して、陽の射し込む春の暖かい房総の日溜りには
真っ白なヤマボウシが咲いていた。
ここで休憩して、再び来た道を辿り、車を止めた駐車場から帰途についた。
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*編集者からのひとこと*
4月8日は「忠犬ハチ公の日」です。
忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会が制定。
1936年から、この日に慰霊祭が行われている。
ハチ公は、東大農学部の上野英三郎博士に
飼われていた秋田犬だった。
1923年に秋田県大館市で生まれ、
1924年から上野博士に飼われることになった。
上野博士の存命中は、玄関先や門の前で上野博士を見送り、
時には渋谷駅まで送り迎えすることもあった。
そして、上野博士が1925年5月に突然亡くなった後も、
毎日渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けた。
主人を慕うハチ公の一途な姿は人々に感銘を与え、
忠犬と呼ばれるようになり、
1934年4月、渋谷駅前に銅像が建てられた。
~今日は何の日から引用~
忠犬ハチ公はご存じですか?日本だけでなく、
海を越えて海外でもリチャード・ギア主演で映画化されましたね。
お話は知っているのですが。。。
何度見てもハチの主人を待つ気持ちを考えてしまって、
泣いてしまいます…お籠り生活中にもう1度見ようかな?と思います。
皆さんも忠犬ハチ公お好きですか???