大湿原とそこに点在する豊富な高山植物が魅力の~会津駒ケ岳~(福島)

94 会津(あいづ)駒ヶ岳(こまがたけ) (2133m) 

標高差(1203m)   日本百名山

県=福島・桧枝岐 一等三角点 

同行者=今村さん・山崎さん・小田さん

登山日:1965年7月24日  


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 ~桧枝岐村の北に聳える会津のシンボル的な山~

— 本日は昔へタイムスリップして、山紀行をお楽しみください。 —

 会津駒ヶ岳は勿論、桧枝岐も初めてである。桧枝岐の丸屋旅館に宿をとり、翌朝会津バスで駒ヶ岳登山口に着く。登山口には8時に着き、大きな標識と道路案内板があった。道標に従い、林道終点まで植林の暗い道を歩き、ここから梯子を登って山道に入るが、いきなりの急登である。

丸屋旅館前
丸屋旅館前

桧枝岐 丸屋旅館前 バスもここから発着
桧枝岐 丸屋旅館前 バスもここから発着

 カラマツの原生林の中を黙々と登り、この山の森林限界が明確で、カラマツからミズナラやブナ林に変わる。さらに高度を上げると、ダケカンバとオオシラビソに変わる。ひたすらジグザグな急坂を登ると、駒ノ小屋の水場を過ぎ、標高1800m付近で緩やかな登りとなった。辺りには、アズマシャクナゲが今を盛りに咲き誇り見事なものだ。木々の枝越しにようやく目指す会津駒ヶ岳が見えてくる。この山は麓からは見えない。それだけに雄大に広がる山頂を眺めた時の感動は大きい。

桧枝岐 丸屋旅館前 バスもここから発着
中腹より素晴らしい眺め 会津駒ヶ岳

 やがてオオシラビソも低木となり、ハイマツ帯が現れ木々の変化に感激。木道が引かれた湿原地帯に足を入れると、残雪の裾に濃いピンクのハクサンコザクラや誰にでも愛されるチングルマが咲き誇り、イワカガミとコケモモの大群落が迎えてくれる。

コケモモ
コケモモ
コケモモ
イワカガミ

 小さな地塘の廻りには沢山のコバイケソウが満開で、心を和ませてくれる。頑丈に造られた木製の階段を登ると駒大池である。池の西斜面に残雪を残し、ここからの会津駒ケ岳の眺めは、絵に描いたようで姿は美しい。登って来た人にしか、この感激は味わえない。

地塘の先に山頂が コバイケソウも咲いている
地塘の先に山頂が コバイケソウも咲いている

 バス停から3時間半で大池に着き、ビールを雪渓にデポして、大池から締まった残雪を緩やかに登り、最後ササとシラビソの坂を登ると山頂であった。

中門岳への稜線から燧岳
中門岳への稜線から燧岳

 山頂(2133m)は、一等三角点が置かれ、太い丸太に削った会津駒ケ岳の標識があるが、低木に覆われ、小さな砂礫の広場があるだけで格別の趣はない。薄いガスに覆われた山頂からの眺めは、梢越しに、燧ケ岳が薄っすらと見えるものの、至仏山は見えなかった。

中間地点にて 二十七歳
中間地点にて 二十七歳

 中門岳への尾根道は、西風に吹き上げられ、片面のみガスに覆われている。東側は一面に広がるなだらかな草原に、針葉樹が点在し風情のある眺めである。中門岳への道は、地塘の点在する2kmほどの尾根歩きで、晴天であれば眺めもよく高山植物を求めての散策気分であろうが、今日はガスに覆われ展望も今一で、残雪の傍らにハクサンコザクラが数株咲いているだけであった。

イワカガミ山
イワカガミ山

 中門岳方向へ三十分程歩いたが、ビールも冷えた事だろうし、半分ほどの道のりで引き返す事にした。大池に戻ったのは、12時20分 テカテカに冷えたビ-―ルで乾杯。昼食後下山にかかる。翌日は尾瀬ヶ原へと向かう。

ビールで乾杯
ビールで乾杯
山崎さん・小田さんと裸で記念撮影
山崎さん・小田さんと裸で記念撮影
帝釈山 田代山を望む
帝釈山 田代山を望む

Tamo24
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★管理人から令和のこそこそ噂話★
12月15日は「観光バス記念日」です。
1925(大正14)年のこの日、 東京乗合自動車により日本初の定期観光バスである「ユーランバス」の運行が開始された。
皇居前~銀座~上野のコースを走った。
~今日は何の日 毎日が記念日より引用~

残念ながら、Gotoトラベルは一時中止となり、予約している人も予約を受けていた宿泊施設もかなりショックでしょう。昨年は年末初めてサンバレー那須に宿泊をしました。お料理もお正月用メニューで色々と美味しくて、のんびりできたので、また是非行きたいと思っています。
今年はコロナで自粛せざるを得ないですが、また行けたらブログにも書き綴りたいです。皆様はどんな年末年始を過ごすご予定ですか?


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