更新日:令和4年4月23日|山頂まで1時間半|体力★★☆☆☆・展望★★★☆☆・静けさ★★★★☆・技術★★★☆☆・危険度★★☆☆☆・初心者向け|青根ヶ峰山頂からは雲が湧き立つ吉野の山並みが望められてとても清々しい気分を味わえる山旅となっております。
◆都道府県:奈良県(奥吉野)
◆登山日:2007年5月25日
◆同行者:田中さん
関西の山旅も五日目となり、石井さんは所用があって帰宅するので、
尾鷲駅まで送り届けてから、田中さんと2人旅。
車がやっと通れるR429号線をくねくねと走り、
池原貯水池畔を蛇行しながら慎重にハンドルを握り、
R169号の東野街道を辿った。
大峰山脈をブチ抜いた行者還トンネルを抜け、
モミジの新緑がまぶしい川迫川渓谷をのんびりと鑑賞しながら進み、
ダムの先に気になった岩峰がそびえていた。
車を止めて地図を見るとトサカ尾山と解った。
成程に鶏冠の様で登りたい山の1つに加えた。
機会が有ったら訪れようと再び車に乗り、
山中から下って開けた黒滝村に入り、
今夜の宿である「あきちゃん」に靴を脱いだ。
何と言っても、地酒に今日我々が投宿するに合わせて、
釣上げたばかりの天然のサクラマスとイワナの刺身は天下一品であった。
隠れ持ち込んだ焼酎で最後の締めをして床に就いた。
翌朝、美味しい朝食を済ませ、8時に宿を出た。
吉野千本を廻り込み、最奥の最高峰である青根ヶ峰に到着。
金峰山神社領の一角にある山頂は、道路脇に建つ石柱に「この上青根ヶ峰」とあり、
車を止めて登って行くと間もなく三等三角点のある山頂だった。
北面が開けて雲が湧き立つ吉野の山並みが望めた。
◆都道府県:奈良県(大峰山脈北部)
◆登山日:2007年5月25日
◆同行者:田中さん
青根ヶ峰から更に奥へ、紀伊半島の屋根と言われる大峰山の天上ルートを辿り、
民家も人にも出会わずに山上ヶ岳の登山口に到着した。
昨夜の新鮮な肴のお蔭で休憩もせずに歩き出す。
伐採の入った北斜面を登りに掛かると、
遠くの梢でカッコウが快適なリズムで鳴いている。
北帰行の途中で、彼女を探しているのか暫くの間、
山並みに木霊していたので吾輩は嬉しくてたまらなかった。
桧木立の稜線に上がると新茶屋跡の道標が目に入り⇒山上ヶ岳≪吉野、
直進は四寸岩山の標示が有り、この尾根は吉野から熊野本宮大社に通じる
山岳信仰の広大な大峯奥駆道で修験道の聖なる道であった。
この分岐から道標に従い、踏み跡程度のスギとヒノキ植林の山道を登り切ると。。。
四寸岩山の頂に立った。
二等三角点のある山頂は、広く夥しい限りの山名標示が、
板や石や金属そして重たいブロック・煉瓦等に書かれた山名や記念の証が、
枝や幹に縛り付け、また杭打されていた。数えてみたら何と二十個も有った。呆れたものだ。
自然がなす山域や山上には人工物は最少にしてほしい。
有っても分岐の道標と三角点と一つの山名で不自由ないだろう。
一点のみ残して全て地中に埋めてから不愉快な山頂を後にした。
悪い爪痕の写真は白山書房に送って無かった。
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