関東で珍しく雪山登山~愛宕山・二本木峠~(埼玉)

207 愛宕山あたごやま(655m) 二本木峠

県=埼玉(奥武蔵・東秩父・皆野)

同行者=石井さん

登山日:2001年1月21日


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 昨年は、月平均3山のペースで本格的に山に入れた。足腰が動く内に、1000山登頂を目標に掲げて4年になる。昨年末で119山の登頂でまずまずの結果である。正月気分も薄らいだころ、石井さんから雪の道を歩かないかとお誘いがあった。何処の雪国かと思い、「ワカンジキなど揃えなければならない。」と思った。実は、暖冬が続くこの頃、久し振りに関東にも雪が積もったので、奥武蔵の山を訪ねたいとの事だった。

 『細川紙』で名高い小川町から東秩父村へ槻川沿いに入ると、前方に白い肌の山々が見えてきた。大内沢川を辿って、寄居に抜ける分岐を進む。落合の打出バス停から南斜面にある上ノ山という集落まで車で入れた。ちょっとした車寄せに車を止め「二本木峠・皇鈴山」の道標に従い登りに掛る。

上ノ山の登山口の道標

 しばらく登って行くと、暗い杉林の中に不動の滝・七滝祓戸大神の祠が佇んでいた。ここを過ぎると、雪が深くなり、雪山に来た満足感に浸る。杉林から解放され、秩父高原牧場の牧棚に沿う明るい道に飛び出す。新雪の照り返しで、眩しい急な斜面をゴム長靴でキック・ステップしながら行く。やがて、緩やかに回り込むように進むと、車道に立派な木柱の「二本木峠」の道標がある峠に出た。

二本木峠(左)・愛宕山(右)の道標 
二本木峠
 二本木峠の由来は?

日本武尊やまとたけるのみことが東征の折り、この峠で食事をされた。

そのとき使った杉の箸を大地に刺しておいたら、
これに根が生えて二本の大杉になった。

― 石井さん談

 車道に平行して雑木林の尾根道を登って行くと、開けたカヤトの原に小さな天文台があり、この先をひと登りで愛宕山山頂だった。  

愛宕山 山頂

 山頂標柱と三等三角点標石の置かれた静かな山頂で、カヤトの原からは展望がよく、稜線上の皇鈴山をはじめ奥武蔵、西上州の山々から関東平野一帯の上に筑波山も浮かんでいた。雪の上で「ズリアゲうどん」を食べて下山した。

隣の皇鈴山
関東平野の上に薄ら筑波山
笠山(中央)と堂平山(右隣)
雪道を下る


Kanapi
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*編集者からのひとこと*
2月17日は「天使の囁きの日」です。
北海道幌加内町の「天使の囁きを聴く会」が1994年に制定。天使の囁きとは、空気中の水蒸気が凍ってできるダイヤモンドダストのことである。1978(昭和53)年のこの日、幌加内町母子里の北大演習林で氷点下41.2℃という最低気温が記録された。しかし、気象庁の公式記録の対象から外れていたため、1902(明治35)年1月25日に旭川市で記録された氷点下41.0℃が公式の日本最低気温となっている。これをプラスイメージに変えようと、町内の若者グループが中心となり、この日ダイヤモンドダストの観察等厳冬の一夜を体験する「天使の囁きを聴く集い」を1987(昭和62)年から開催している。
今日は何の日 毎日が記念日より引用

「天使の囁き」とは何だろう…と思いませんでしたか?歌声かと思ったら、ダイヤモンドダストのことなんですね。今日も北海道ではホワイトアウトになるほどの猛吹雪とのこと。太平洋側も夜は厳しい寒さになるとのことなので、温かくしてお休みください。

 

 
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